国内文献・アニメ周辺領域

デラシネ −わたくしの昭和史−

●「デラシネ −わたくしの昭和史−」 著 者:栗山 富郎 出版社:ボイジャー 刊行年:2009年 定 価:1,620円 https://www.amazon.co.jp/dp/4862390528/ 先に紹介した拙著「ディズニーを目指した男 大川博」を執筆中に参照した文献の中で、感銘を受けたもののひ…

外国テレビフィルム盛衰史

●「外国テレビフィルム盛衰史」 著 者: 乾 直明 出版社: 晶文社 刊行年: 1990年 定 価: 5800円 私の専門が歴史なので、つい昔のことを調べるための文献に偏ってしまうが、しかしそれは、まだまだ調べられていないことがあることの示唆でもある。 例えば…

世界映画大事典

●「世界映画大事典」 監 修: 岩本憲児・高村倉太郎 出版社: 日本図書センター 刊行年: 2008年 定 価: 28,000円 これを読むのに時間がかかったわけではないが、国内外の映画関連のさまざまな事項と人名をまとめたこの大事典を、久々の更新で取り上げてみ…

昭和のCF100選

●「昭和のCF100選」 編 者: 社団法人日本テレビコマーシャル制作者連盟 出版社: 誠文堂新光社 刊行年: 1991年 定 価: 2000円 日本テレビコマーシャル制作者連盟(JAC)30周年を記念して出版された大型の資料集。全166ページ。 といっても、紙面…

事典 映画の図書

●「事典 映画の図書」 著 者: 辻 恭平 出版社: 凱風社 刊行年: 1989年 定 価: 13000円 映画文献事典をもう1冊紹介しておきたい。 やや古くなったが、単行本から雑誌までの映画事典で、B4判・526ページの大型本である。その収録も、書誌・事典、評論・…

日本映画雑誌タイトル総覧

●「日本映画雑誌タイトル総覧」 編著者: 本地陽彦 出版社: ワイズ出版 刊行年: 2003年 定 価: 3800円 映画文献の事典というのはいくつかあるが、これは、雑誌のタイトル目録である。明治期から平成期(2000年)まで、映画雑誌が刊行年月日順に一覧表で整…

実験映像とアニメーション

広島国際アニメーションフェスティバルに参加して、グランプリは山村浩二『カフカ 田舎医者』、グランプリに次ぐヒロシマ賞は加藤久仁生『つみきのいえ』という、日本人作家のワンツー・フィニッシュに立ち会うことができて、しばし充足感にひたっていたわけ…

現代漫画博物館

●「現代漫画博物館 1945-2005」 編 者: 小学館漫画賞事務局 出版社: 小学館 刊行年: 2006年 定 価: 4200円 日本のアニメと漫画との密接な関係については述べるまでもなく、したがってアニメーション研究にあっては、漫画関連の文献に眼を通す機会が多い…

デジタルコンテンツ白書

●「デジタルコンテンツ白書2007」 編 者: 財団法人デジタルコンテンツ協会 出版社: 同上 刊行年: 2007年 定 価: 6000円 今年度版もまもなく刊行されると思うが、昨年度版をここで紹介しておきたい。 私のように、教員職のほか、単行本や論文を執筆す…

新映画事典

編 者: 淺沼圭司ほか 出版社: 美術出版社 刊行年: 1980年 定 価: 4900円 映画にまつわるさまざまな事象、事例をとりあげ、「読む」ための事典として編集された、広く映画学の基礎知識習得には好都合な書。 映画理論から映画の種類、表現手法、映画史など…

アニメーションの起源とは・・・

アニメーションの起源として、決まって、フェナキスティスコープ(驚き盤)、ゾートロープなどの、いわゆる映像玩具や、幻燈、写し絵などの原始的な映写装置が挙げられる。 確かにこれらの装置は、「止まっている絵を動いてみせる」ものであり、アニメーショ…

日本映画発達史

著 者: 田中純一郎 出版社: 中央公論社 刊行年: 1980年 日本に映画が輸入され、国産が実現してからのすべての事項を収録した、日本映画史研究の基本中の基本図書。全5巻。 アニメーションに関係する内容もかなり多く盛り込まれてあり、現在でも、本書に…

輝け60年代 ―― 草月アートセンターの全記録

編 者: 「草月アートセンターの記録」刊行委員会 出版社: フィルムアート社 刊行年: 2002年 定 価: 7500円 大正モダニズム、昭和モダニズムといった言われ方をすることからもわかるとおり、日本ではかつて何度か、いわゆる前衛芸術運動が盛んな時期があ…