2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

やさしいアニメーションのはなし

●「やさしいアニメーションのはなし」 編 者: JESPA 出版社: 蜻蛉舎(発売:文久書林) 刊行年: 1978年 定 価: 600円 いったいどういう経緯と目的で発行された本なのか謎なのだが、新書サイズの小さな本ながら269ページと分厚く、またアニメーショ…

事典 映画の図書

●「事典 映画の図書」 著 者: 辻 恭平 出版社: 凱風社 刊行年: 1989年 定 価: 13000円 映画文献事典をもう1冊紹介しておきたい。 やや古くなったが、単行本から雑誌までの映画事典で、B4判・526ページの大型本である。その収録も、書誌・事典、評論・…

日本映画雑誌タイトル総覧

●「日本映画雑誌タイトル総覧」 編著者: 本地陽彦 出版社: ワイズ出版 刊行年: 2003年 定 価: 3800円 映画文献の事典というのはいくつかあるが、これは、雑誌のタイトル目録である。明治期から平成期(2000年)まで、映画雑誌が刊行年月日順に一覧表で整…

中国動漫新人類

今年初めに刊行され、大きな話題を呼んだが、私も日経ビジネス電子版連載時から愛読しており、そのあまりの面白さに、現代中国事情に精通する知人にその真偽を尋ねたところ、「非常に正確に書けている」との評価だった。 ●「中国動漫新人類 日本のアニメと漫…

世界名作劇場  斎藤博+宮崎晃

フジテレビ系日曜日夜7時半、「世界名作劇場」と呼ばれたシリーズは、現在30歳以上の人であれば何らかの思い出があるだろうし、日本のテレビアニメ史から見ても決して外すことのできない重要なシリーズだが、残念ながら、これ1冊見れば研究基礎資料になり…

実験映像とアニメーション

広島国際アニメーションフェスティバルに参加して、グランプリは山村浩二『カフカ 田舎医者』、グランプリに次ぐヒロシマ賞は加藤久仁生『つみきのいえ』という、日本人作家のワンツー・フィニッシュに立ち会うことができて、しばし充足感にひたっていたわけ…

広島国際アニメーションフェスティバル

「国際アニメーションフェスティバル」と銘打つ映画祭は、国内外で無数にあるが、その中でも、「4大メジャー」と呼ばれる映画祭がある。それが、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブ、カナダのオタワ、そして広島で開催されるアニメーションフェステ…

東京ムービー

東映アニメーション、虫プロダクション、タツノコプロなどと並び、『オバケのQ太郎』、『巨人の星』、『ルパン三世』、『エースをねらえ!』、『ガンバの冒険』などの作品で、日本の初期テレビアニメ史に大きな足跡を残した東京ムービー(現 トムス・エンタ…