ラトビアの長編アニメーション『Away』日本公開決定

 たいへんうれしいニュースである。

 私は昨年の新千歳空港国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門での上映で見て、その斬新にして静謐な映像に大いに感動した『Away』、このブログでも2回に分けて紹介と論評を書いた。

 ただ、やはり昨年の東京国際映画祭でも上映されたにもかかわらず、ほとんど話題にならなかった。最近の海外長編でいうと、『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』(フランス・デンマーク、2015年)とか、『幸福路のチー』(台湾、2017年)のように、どこかで日本の伝統的な長編アニメとの共通性を見出せないと注目されにくい現況は忸怩たるものがある。

 したがって『Away』は、そうした現況をかんがみるに、日本での一般公開は難しいかと思っていた。それが杞憂に終わったことになる。

 作品の詳細と公開情報は、以下のリンクのとおり。

 東京を皮切りに、大阪、京都、名古屋での公開も予定されている。